【FreeCAD】クリック1つで美しい壺を自動生成!Pythonで3Dモデリングを自動化してみた

6.20.2026

 こんにちは!今回は、オープンソースの3D CADソフト「FreeCAD」を使い、「ボタンを1回クリックするだけで、自動的に綺麗な壺の3Dモデルを生成するプログラム」を開発したのでご紹介します。

「3Dモデリングを始めてみたいけれど、操作が難しそう…」という方から、「FreeCADの自動化・効率化に興味がある!」というエンジニアの方まで、ぜひご覧ください。

💡 今回作成したプログラムの概要

今回開発したのは、FreeCADのPython APIを活用した自動モデリングスクリプトです。

通常、FreeCADで綺麗な壺を作ろうとすると、以下のような複数のステップを踏む必要があります。

  1. スケッチ(Sketcher)で壺の断面の輪郭(線)を描く

  2. 回転体(Revolve)機能を使って、軸を中心に360度回転させる

  3. 厚み(Thickness)をつけて中空にする

このプログラムを使えば、これらの複雑な工程をすべてバックグラウンドで処理し、ボタンを1クリックするだけで一瞬にして滑らかな曲線の壺が画面に現れます。

🛠️ 技術的なポイント

1. 数式モデルによる美しい曲線の表現

壺の独特な「くびれ」や「丸み」を表現するために、断面の輪郭線にスプライン曲線(BSpline)を採用しました。制御点をプログラム側で計算し、誰が見ても「綺麗だ」と感じる黄金比に近いシルエットを再現しています。

2. FreeCAD Python Macroの活用

FreeCADはほぼすべての操作がPythonで制御可能です。今回は以下のようなモジュールを組み合わせてスクリプトを構築しました。

  • Part モジュール:回転体の生成や厚み付けなどの形状処理

  • Sketcher モジュール:断面の自動描画

🚀 実際の動作の様子


ボタンを押すと、画面上に一瞬でポリゴンが生成されます。 ただ形を作るだけでなく、3Dプリンターでそのまま印刷(スライス)できるように、外壁の厚みや底面のフラットさもしっかりと計算して出力される仕様にしています。

🌟 この技術がもたらす未来(応用例)

「クリック1つで形ができる」という自動化技術は、壺作りだけでなく様々な分野に応用可能です。

  • マスカスタマイゼーション: WEBサイト上でユーザーが「高さ」や「太さ」の数値を入力するだけで、オリジナルの器を自動生成して注文できるシステム。

  • デザインの量産: パラメータ(変数)を少しずつ変えることで、何百通りものデザイン案を一瞬で検証する「ジェネレーティブデザイン」への応用。

📅 今後の展望

今後は、単に1つの形を作るだけでなく、「ユーザーがUI(操作画面)上でスライダーを動かすと、リアルタイムで壺の太さやくびれが変化する機能」なども実装していきたいと考えています。

「FreeCADでこんな自動化ができるんだ!」と興味を持っていただけたら幸いです。 詳しいコードの内容や、導入方法について詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください!


📥 プログラムのダウンロードはこちら

今回ご紹介した「FreeCAD用・壺自動生成スクリプト(Python)」は、下記より無料でダウンロードいただけます。ご自身のFreeCAD環境でぜひ試してみてください!

👉 [【無料】壺自動生成スクリプトをダウンロード(ZIP形式)]➡こちら

💡 動作環境・注意事項

  • 対応ソフト: FreeCAD (※バージョン1.1以降を推奨)

  • ファイル内容: Pythonスクリプトファイル(.py)

  • 本プログラムは個人利用・商用利用問わず自由にお使いいただけますが、二次配布はご遠慮ください。

  • ダウンロード後、フォルダを解答しinstall.batを起動してください。以上でインストールが完了します。その後、FreeCADを起動します。